VLC での「ネットワークストリームを開く」をサポートする

VLC media player (以下VLC player)はWindowsやLinux、MacOSX、iOS等をサポートしていますので、
ほとんどのPCやスマートフォンなどの端末で共通に利用出来ます。

webサーバでローカルに公開しているディレクトリを再生リストを使って再生します。
debian lenny と、apache2 でwebサーバの設定はされているものとします。

VLC playerはアップデートして最新版にしておくか、下記URLよりダウンロードします。

http://www.videolan.org/vlc/

ローカルに公開しているディレクトリの下に、「music」や、「video」ディレクトリを作成します。
作成方法は「mkdir」の他に、既にメディアのあるディレクトリから「ln -s」でも構いません。

公開や制限に関する設定に気をつけて下さい。

プレイリストを作成します。相対指定ですので、メディアのあるディレクトリと同じディレクトリで実行します。

$ ls > playlist.m3u

「vim」等のエディタで一行目にプレイリストのファイル名をコメントアウトして入れます。

#playlist.m3u

VLC Player側では「メディア」「ネットワークストリームを開く」を開き、
「ネットワーク」タブの「ネットワークURLを入力してください」に下記のように入力し、「再生」をクリックします。

https://debian-local:8080/music/playlist.m3u

SSLに対応していない場合は、「http」で、名前解決しない場合はIPアドレスを、
ポートが「80」の場合はポート指定は省略出来ます。

ディレクトリやファイル名は設定どおり入力して下さい。

VLC player でプレイリストを読み込んだ後は、
通常再生、ランダム再生、リピート再生等、お好きなように。

これで、ローカルのネットワーク内でVLC playerがある端末で再生出来ます。

公開webでも同じように出来ますが、セキュリティポリシーはローカルよりも慎重に検討して下さい。

終わりに。。。

プレイリストを更新するのが面倒なので簡単なスクリプトで処理します。
下記ファイルを「update.sh」として同じディレクトリに保存して実行権を付与して下さい。

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#!/bin/bash

echo "#playlist.m3u" > playlist.m3u
ls * | grep -v "playlist.m3u\|update.sh" >> playlist.m3u